大規模木造.comとは

低炭素化社会に向けた環境貢献、
また2010年10月に施行された「公共建築物木材利用促進法」をうけ、
非住宅の中規模・大規模の木造建築の需要が一気に高まっています。

そうした中、大規模木造.comを中規模・大規模木造建築物の施工実績が
ある業者が集まり、技術研究、情報のオープン化を目的に立ち上げました。

木造の5つの強み

1. 木造は環境に優しい

木造建築の環境への貢献の一つにはCO2削減があります。
資材調達から建物生産までの総合的なエネルギー消費量を比較すると、木造は鉄骨造の約1/3、鉄骨コンクリート造の約1/2(カナダ林産業審議会試験値)となり、地球温暖化防止に貢献します。
また木の熱伝導率はコンクリートの約1/14であり、断熱性能の高さによる省エネ効果にも大きく役立ちます。

2. 木造は人に優しい

高齢化社会の進む中、日本の伝統・文化に合った木の住まいは高齢者施設に最適です。
木のぬくもりや優しく落ち着ける空気感などの五感に訴える居住性の他、木の躯体ならではの「柔軟性」や「衝撃吸収性」は、入居者である高齢者にとっても、そこで働くスタッフにとっても身体への負担を軽減してくれます。

3. 木造の経済的優位性

断熱性能の高さによる省エネ効果で、木造建築物のランニングコストに対する経済的優位性だけでなく、RC造,鉄骨造に比べて工期が短縮できること、建物荷重が軽いため基礎工事費が軽減できることなどから、初期費用にも経済的優位性があります。

4. 木造の減価償却上のメリット

木造の法定耐用年数=減価償却年数は、RC造の47年(住宅・店舗用の場合)に比べ、約半分の22年です。
そのため、2倍以上の減価償却費を計上できるため、キャッシュフローが有利になります。
20年程度の期間で借入や収支の目途がつくことは、施主様に対してとても説得力があります。

5. 木造は建物の役目が終わった後にもメリットがあります

高齢化率のピークといわれる2025年には、65歳人口が約650万人になると予測されています。
今後、そのピークに向けて国の助成事業などの施策にも後押しされ、高齢者住宅や施設が供給過剰になった場合、建物のリノベーションや取り壊しが必要になる時がきます。
木造の法定耐用年数は22年とはいえ、実際には30年以上使えることが多いので、当初の用途とは違う建物に改修する必要がある場合も、木造はRC造に比べ工事費が安価になります。
また、取り壊す場合もコスト面、環境面で非常に優位性があります。

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