木造で建てる老人ホーム
有料老人ホームは、多くが比較的大規模な建築物になります。
木造建築物でも3000〜5000㎡程度、100室前後の居室を有する耐火構造の大型建築物の実績が増えています。
近年のこのような老人ホームは、以前のRC造やS造の建物とは外観や室内デザインに決定的な違いが表われています。外観はリゾート感覚的なものや、「和」の雰囲気の建物、室内には木質系の仕上げ材や木質家具等で木造建築を表現している建物が多く見られます。また、居住性や空気感、使用感について、入居者やご家族の方から、住み慣れた住宅と同じ質感が感じられるとたいへん評判がよいとお聞きします。
このような大型の木造建築物はまだ目新しく新鮮であり、工事費等のコストメリットを含め、今後の低層建築物の主流になり得ると思われます。
用途 | 介護型有料老人ホーム |
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事業主 | 医療法人社団 |
運営会社 | 同上 |
所在地 | 千葉県松戸市 |
構造・規模 | 木造(枠組壁工法) 地上2階建 |
敷地面積 | 5,566.81 ㎡ |
延床面積 | 3987.60 ㎡ |
室数/個数 | 100室 |
竣工 | 2012年3月 |