国産材を活用した2×4材に追い風、JAS改正

農林水産省は、枠組壁工法構造用製材(2×4材)の日本農林規格(JAS)を改正した。

2×4材のJASは建築基準法に引用されているほか、業者間の取引において「標準規格」として利用されているが、業界の意向や、時代のニーズなどを受けて5年ごとに見直されている。今年は規格見直しの年に当たり、3月9日、農林水産省によりJASの改正が告示された。

今回の改正のトピックは、国産材3樹種の新区分が設定されたこと。
これにより、それぞれの樹種の特性や、強度などが、より適正に評価されるようになり、国産材2×4材を使いやすくなる。
ここにきて、国産材2×4材を製造できる工場を整備するなど、関連企業の国産材2×4住宅市場の拡大に向けた動きが活発化しており、今回のJAS改正を受けて、さらにこうした動きが加速していきそうだ。
2015年3月13日号 ハウジング・トリビューン【ウィークリー】231号

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