文部科学省は、木造校舎の標準的な構造モデルを定めた「木造校舎の構造設計標準」(JIS A 3301)を改正した。
建築基準法では、木造校舎の安全性を確保するために、高いレベルで構造強度を確保することを求めている。そのため、木造建築の設計経験がない設計者などが木造校舎に取り組もうとすると、複雑な構造計算などを要求されるためハードルが高いという課題があった。
そこで、今回改正されたJISを用いることで、設計、施工の簡略化を図りながら木造校舎を建築できるようになる。軸組工法の住宅建築に関するノウハウや技術を有していれば、比較的容易に木造校舎を設計、施工できる。
2015年4月3日号 ハウジング・トリビューン【ウィークリー】234号